2024年9月に AWS Certified SysOps Administrator – Associate(SOA-C02) を受験し一発で合格しました。47歳の私が一発合格できた方法をご紹介します。
AWS Certified SysOps Administrator – Associate 認定 とは?
AWSの公式サイトによると、2024年9月時点でこの資格は以下のように定義されています:
AWS ワークロードのモニタリングと保守、セキュリティコントロールとネットワーク概念の実装、事業継続手順の実行、およびコストとパフォーマンスの最適化の実施におけるスキルと知識を検証します。
引用元:https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-sysops-admin-associate/
この認定資格を取得した人は、AWS クラウドで IT システムを導入、管理、運用する方法について総合的に理解しています。また、オンプレミスのワークロードを AWS に移行し、AWS プラットフォームでシステムを監視、拡張、保護する能力を実証しました。バッジ所有者は、クラウド運用のベストプラクティスを実装するためのガイダンスを提供できます。
引用元:https://www.credly.com/org/amazon-web-services/badge/aws-certified-sysops-administrator-associate
概要:
項目 | 内容 |
---|---|
レベル | 中級 |
試験時間 | 130分 |
試験形式 | 65問の問題(単一選択もしくは複数選択) |
受験費用 | 22,000円(税込) |
受験場所 | Pearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験 |
受験日 | テストセンターの予約枠が空いている日(ほぼ毎日) |
対象言語 | 英語、日本語、韓国語、中国語 (簡体字) |
試験バージョン | SOA-C02 |
公式の試験ガイドはこちらからご覧ください。
勉強スタート時の知識レベルは?
- 経験:プログラマ・システムエンジニア歴 25年
- 業務でのAWS経験:ほぼなし。AWS上の評価環境で成果物を確認する程度。
- 所有資格:
- 基本情報技術者資格
- AWS Certified Cloud Practitioner (2021年7月取得)
- AWS Certified Solutions Architect – Associate (2023年3月取得)
受験時の知識レベルは? : どのタイミングで試験を予約したのか?
後述する Udemy 問題集の正答率が 80% 〜 90% に達した時点で試験を予約しました。
この目標を設定した理由は、Udemy のレビューに「80%の正答率で合格できた」という投稿をいくつか見かけたためです。さらに、確実に合格を目指すため、少し余裕を持たせて 80% 〜 90% に設定しました。
勉強時間は?
2023年3月から勉強を開始。平日は出勤前と通勤中に合わせて約1時間、休日は0.5時間ほど勉強していました。
- 平日:1時間
- 休日:0.5時間
結果としては、6ヶ月間で合計約150時間勉強しました。
「費やした時間」よりも「目標の知識レベルに達するための行動」 が重要。
暗記力や、集中できるまとまった時間を確保できるかどうかは、個人差がありますよね。
「1週間で合格した」「1ヶ月で合格する方法」といった、どのくらいの期間で合格した的なタイトルの記事がありますが、合格までの期間は気にせず、記事に記載されている勉強方法が自分に合うかどうかについて参考にすると良いと思います。
かかったコストは?
【Udemy問題集】 AWS Certified SysOps Administrator Associate Practice Exams | 1,300円(税込) ※セール価格 |
【Udemy問題集】 【SOA-C02対応】AWS認定 SysOpsアドミニストレーター アソシエイト 模擬問題集+詳解 【2024年版】 | 1,500円(税込) ※セール価格 |
受験費用 | 11,000円(税込) ※Practitioner合格時にゲットした半額バウチャーを適用した価格 |
合計 | 13,800円(税込) |
Udemyは頻繁にセールを行なっていますので、必ずセールの時に購入してくださいね。
使用した参考書は?
書籍
今回は書籍は購入しませんでした。
理由は、以前のAWS資格試験(PractitionerやSolutions Architect – Associate)で、Udemy の問題集を解いて不明点を調べるスタイルで合格できたためです。
SysOps試験の範囲は広いため、最初から網羅的に参考書を使った方がスムーズに進められたかもしれません。
使用した問題集は?
定番の Udemy です。
AWS 資格勉強当初から利用していて、CLF、SAAをいずれも1発合格できているので、信頼しています。今回使用した Udemy のコースは2つでした。それぞれ紹介しますね。
AWS Certified SysOps Administrator Associate Practice Exams
65問の演習テストが5つあり、合計325問の問題を解くことができます。
英語のコースですが、ブラウザの翻訳機能を利用すれば、問題なく解くことができ、解説も読み取れます。たまに変な訳になってしまっているときは英語文を読みましょう。本番のテストも英語版の文章を見ることができるので、この経験が何かの役に立つかもしれません。
【SOA-C02対応】AWS認定 SysOpsアドミニストレーター アソシエイト 模擬問題集+詳解 【2024年版】
このコースは日本語版です。
合計415問、65問 × 5セットと追加の90問で構成されています。とても素晴らしい問題集ですが、残念ながら、2024年9月8日現在は非公開になっているようです(購入済みのユーザーはアクセス可能)購入できるようになっていました(2024年9月28日確認)
この問題集についてのメモ
合計415問、65問 × 5セットと追加の90問で構成されています。
そして、解説がとても手厚い!とっても理解しやすい内容となっていました。
今まで受講したあるコースには、
- 不正解の選択肢に対する解説がない。
- 不正解に対する記載があっても「問題に記載されている目的はこの選択肢では達成できません」みたいなそっけない表現のみで、なぜ適さないのかがわからない。
- さらにひどい場合は、正解選択肢の解説にも「これが正解です。問題の用途はこのサービスが適切です」といった感じで、正解の理由がわからない。
といった、ちょっと残念な解説もあったのですが、「【SOA-C02対応】AWS認定 SysOpsアドミニストレーター アソシエイト 模擬問題集+詳解 【2024年版】」は違いました。
問題の1問ずつ毎回以下の解説が記載されています。
- 問題文に記載されている AWS 用語について説明されている。
- 問題文が何を問うているか、どういった知識を試されているか解説している。
- 正解選択肢についての解説はもちろん、不正解の選択肢それぞれにも解説があり。自分の回答がなぜ正解なのか・なぜ不正解なのかを理解することができます。
このコースの講師である「Cloud Studies JP」さんの他のコースのレビューをみると、解説が手厚いという投稿がありました。
問題集はどうやって選定したのか?
以下の基準で選定し、購入しました。
- 問題数が十分か。300問くらいは欲しい。
- 十分なレビュー数があり、あたらしめのコメントに合格できたことが複数件投稿されている。
「このコースのおかげで合格できました」「このコースのxx%の正答率で受験して合格できました」といったレビューがあると信頼できますよね。
勉強方法は?
私が実践した方法は 問題集の反復練習 と 暗記アプリ の2つです。
2つの手法を毎日少しずつ実施します。
- 問題集を繰り返し解く: 問題を解いて不明点を調べ、理解する。
- 暗記アプリを活用: Remindo というアプリを使って定期的に知識を呼び起こし、記憶を定着させる。
この方法でCLF、SAAを一発合格できていたので、今回も同じ方法を採用しました。
試験予約後〜当日
試験直前には、問題集をもう一周し、Remindoの問題を登録日の古い順から実施して、古くなった記憶を呼び戻しました。
重要なのは、目標の知識レベルに到達すること
AWS Certified SysOps Administrator – Associate に一発合格するまでに行なった方法をご紹介しました。
この記事がみなさんの合格に少しでも役立てれば嬉しいです!