冬の窓際の寒さを改善したくて、引き戸式の二重窓(内窓)をDIYしました。
以前使った普通のプラダンは臭いとたわみが気になり、中空ポリカは価格が高いと感じていました。
そこで安い材料を探して見つけたのが、コメリのポリカプラダンです。
結論:主要材料・加工費5,353円、半日程度で完成!
幅1,675mm×高さ1,310mmの窓に、2026年1月に取り付けた結果です。
- 費用: ポリカプラダン2枚・上下レール・補強材・木材カット代で5,353円(税込)。別途、価格不明の両面テープとビスを使用しました。
- 材料の安さ: コメリのポリカプラダンは1枚1,980円。比較した「光 ポリカ中空ボード透明4mm」(3,780円)より、板2枚で3,600円安く購入できました。
- 作業時間: カッターや工作用ノコギリなど、手工具だけで半日程度で完成しました。
- プラダンとの違い: 以前使った一般的なプラダンより硬さがあり、補強前からたわみが少ないと感じました。
- 温度測定: 冬の朝、室内は21.5℃、外窓と内窓の間は8.7℃でした。二重窓を設置した状態で測った値です。
- 耐久性: 1月に設置し、ひと夏つけっぱなしで10月(設置10か月目)まで使用。以前悩んだ臭いや目立つ変形は見られません。

材料費と使った道具
中空ポリカと価格比較!コメリのポリカプラダンを選んだ理由
二重窓の材料として中空ポリカを知っていましたが、私が比較した「光 ポリカ中空ボード」は1枚3,780円。もう少し安く作れないかと探していたときに、コメリの「ポリカプラダン」を見つけました。
価格の安い普通のプラダンを以前使ったところ、たわみと独特の臭いで約2年後に使用をやめた経験もあります。そこで、次の3商品を材質・構造・UV加工・価格で比較しました。
| 比較項目 | コメリ プラダン(PPプレート) | コメリ ポリカプラダン | 光 ポリカ中空ボード |
|---|---|---|---|
| 材質 | ポリプロピレン(PP) | ポリカーボネート(PC) | ポリカーボネート(PC) |
| 構造 | 中空構造 | 中空構造 | 中空構造 |
| UV加工 | 公式ページに加工の記載なし | 両面UV加工 | UV加工あり(加工面の詳細は記載なし) |
| 税込価格(1枚) | 980円 | 1,980円 | 3,780円 |
※比較した製品:
価格と仕様は2026年10月19日時点のコメリ公式サイト掲載情報で、変わる可能性があります。以前使ったプラダンと表の「PPプレート」が同一商品という意味ではありません。
ポリカプラダンも中空ポリカの一種で、光の中空ボードと主な材質は同じです。それでも今回比較した商品同士では1枚1,800円、2枚で3,600円の差がありました。ただし、材質が同じでも樹脂の配合や製品性能まで同じとは確認できません。
なお、比較したコメリのPPプレートには、長期間日光が当たると紫外線で劣化するため、シーズン後は取り外すよう注意書きがあります。一方、今回使用したポリカプラダンは両面UV加工品で、実際に夏の間も取り外さずに使用しました。
実際に使った材料・加工費と道具
今回使った板材とレール、補強材の費用は以下のとおりです。
| 材料・加工 | 数量 | 費用(税込) |
|---|---|---|
| コメリ ポリカプラダン(約4mm厚) | 2枚 × 1,980円 | 3,960円 |
| 光モール ガラス戸レール5上(2350・2m) | 1本 | 635円 |
| 光モール ガラス戸レール5下(2351・2m) | 1本 | 360円 |
| 1×4材(6F) | 1本 | 348円 |
| 1×4材の縦方向カット代 | 1回 | 50円 |
| 主要材料・加工費の計 | 5,353円 |
両面テープとビスの購入価格が分からないため、別途必要です。1×4材は店舗で縦半分に切ってもらい、2本の補強材兼取っ手として使用しました。
- スコッチ 超強力両面テープ プレミアゴールド スーパー多用途(PPS-15)
- トラスタッピングビス 3×12mm
上下のレールは別製品です。上は溝が深く、下は浅いので、品番を取り違えないよう注意してください(光モール公式・レール製品一覧)。
工具は、カッター、工作用ノコギリ、メジャー、さしがね、ドライバーの5種類を使いました。


作り方:失敗しやすいのは板の高さ
今回、加工の手間を減らすため、ポリカプラダンは幅910mmのまま2枚使い、高さだけカットしました。2枚の重なりを確保できる一方、開けられる幅は狭くなります。
作成手順:
- レールを切って貼る。 窓枠に合わせて工作用ノコギリでカット。上下レールを両面テープで貼り、上レールは養生テープで押さえて圧着しました。
- レールを貼った後で、板の高さを決める。 上下レールの開口部の間を実測します。板を上レールの奥まで持ち上げ、斜めにして下レールの縁を越せるよう、溝の深さと取り外しの余裕を考えて長さを調整します。
- ポリカプラダンを切る。 中空部分を狙い、カッターで一気に切らずに片面ずつ切断します。
- 仮付けし、外端だけ補強する。 1×4材を縦半分にした2本を、左右の板の外側の端へビスで固定。取っ手も兼ねます。
- 保護シートを剥がして完成。 両面にUV加工がありますが、注意書きのある面がより厚くUV加工された表面です。向きを見失わず、加工中の傷も防ぐため、シートは最後まで残しました。
高さの決め方は特に重要です。
以前は窓枠の高さとレールの仕様から板の高さを計算しましたが、実際には高すぎてはめ込みに苦労しました。両面テープの厚さなどが影響した可能性もあります。
今回はレールを固定してから実測し、仮合わせで着脱を確認しました。具体的な切断寸法は記録していないため、ここでは断定しません。
また、中央の重なり部分には補強材を付けていません。ビスの頭が板同士の隙間を作るおそれがあるためです。補強前の仮付けでも、以前のプラダンよりたわみが少ないと感じました。



ポリカプラダンの耐久性|設置10か月目の臭い・たわみ・見た目
以前の普通のプラダンは、使用するうちにワキガのような独特の臭いと大きなたわみが気になり、約2年で使うのをやめました。臭いの原因は調べていないため、素材の劣化が原因と断定はできません。
一方、今回のポリカプラダンは2026年1月に設置し、ひと夏取り外さずに10月(設置10か月目)まで使用。現時点では嫌な臭いや目立つ変形はありません。
ただし、まだ何年も使ったわけではなく、1×4材の補強も併用しているため、素材単体の長期耐久性を保証するものではありません。
クリアタイプですが、ガラスのように外の景色がはっきり見えるわけではありません。光を通しつつ、外の建物がぼんやり見える程度です。
以前のプラダンと今回のポリカプラダンとの違いは、次の比較写真で確認できます。ご覧の通り、ポリカプラダンの方が透明度が高く、光も多く入りそうです。

断熱効果は?二重窓の室内側と窓の間で温度を測定
冬の朝、温湿度計を室内と外窓・ポリカプラダンの間に一晩置き、翌朝の値を比較しました。
| 測定場所 | 温度 | 湿度 |
|---|---|---|
| 室内 | 21.5℃ | 29% |
| 外窓と内窓の間 | 8.7℃ | 55% |
室内と外窓・内窓の間には、12.8℃の温度差がありました。
赤外線温度計でも、ポリカプラダンに向けた際は18.8℃、外窓ガラスに向けた際は10.8℃と表示されました。ただし素材によって放射率や反射の影響が異なるため、実際の表面温度差を正確に示す値ではありません。


まとめ:安く作れた二重窓、ひと夏越しても問題なし
今回の引き戸式二重窓は、主要材料・加工費5,353円(税込)+両面テープ・ビス代で、手工具だけを使って半日程度で完成しました。
失敗を防ぐポイントは、レールを固定した後に板の高さを実測し、取り外せるか仮合わせすることです。
1月に取り付けてひと夏を越した10月時点でも、以前のプラダンで悩んだ臭いや目立つ変形はありません。
費用を抑えて二重窓(内窓)をDIYしたい人の材料選び・施工の参考になれば幸いです。
