寒い季節になると、窓からの冷気が気になりますよね。そんな悩みを解決するために、今回は市販の窓用断熱ボードよりも断熱性能の高い建材用スタイロフォームを使って断熱ボードを作ってみました。さらに、マグネットを使用することで、簡単に取り付け取り外しができるようにしています。
それでは、スタイロフォームを使った断熱ボードの作り方やその効果、見た目について詳しく解説します!
100均やホームセンターで揃う材料リスト
窓の断熱材として今回使用したのは、ホームセンターで購入できる建材用スタイロフォームです。一般的な窓用断熱ボードと比較して、より厚みのある20mmタイプを選択することで、高い断熱効果を目指しました。
材料
- 建材用スタイロフォーム(20mm厚)
- ダイソーの強力マグネット(直径16mm)
- ユニクロプレート
- ナットとボルト
- 両面テープ
- シリコンリムーバー
道具
- カッターナイフ
- 定規
- ペン
- ドリル(または千枚通し)
窓断熱ボードの作り方とポイント
まず窓のサイズを正確に測ります。スタイロフォームは窓枠よりも少し小さめにカットすることで、取り外しがスムーズになります。スタイロフォームは、カッターで簡単に切断できます。
スタイロフォームにマグネットを取り付ける場所を決めて、ボルトとマグネットがスタイロフォームの表面と同じ高さになるように切り込みを入れていきます。そして、ボルトを通す穴を開けてナットで固定すれば完成!
窓枠には、マグネットがくっつくユニクロプレートを両面テープで貼り付けます。このとき、シリコンリムーバーで表面の汚れをキレイに拭き取っておくと、しっかり固定できます。
あとは、窓枠側のユニクロプレートとスタイロフォーム側のナットをマグネットでくっつけるだけで、簡単に固定できます。
窓断熱ボードの断熱効果を検証!実測データつき
外気温が-5℃の環境下で、スタイロフォーム断熱ボードの効果を検証しました。
窓枠とスタイロフォームとの表面温度比較
窓枠とスタイロフォームの表面温度を測定しました。
- 窓枠:16.6℃
- スタイロフォーム:21.5℃
表面温度の差は4.9℃でした。これなら室内への冷気もかなり防げそうですね。
スタイロフォーム断熱ボードの内側と外側の温度差は?
スタイロフォーム断熱ボードの内側と外側の温度を同じ温度計を使って測定しました。スタイロフォーム断熱ボード設置後、一晩たった後の結果です。
- 外側:0.5℃
- 内側:17.2℃
なんと、その差は16.7℃!しっかり断熱していることがわかります!
窓断熱ボードの見た目と工夫
スタイロフォームには青字で製品名が印字されていますが、レースのシェードを下ろせば目立ちません。
100均マグネットとスタイロフォームで窓断熱を実現!
窓からの冷気対策として、一般的な窓用断熱ボードよりも高性能な断熱効果が期待できる、スタイロフォームを使用したDIY断熱ボードの製作方法を紹介しました。
20mm厚のスタイロフォームとマグネットを組み合わせることで、取り付け取り外しが容易で効果的な断熱対策が実現できました。
寒さ対策にお困りの方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。