先日のキャンプでダイソーの充電式COBヘッドライトを購入したところ、十分な明るさでした。
夜のトイレへの移動や水場での食器洗い、暗い中での調理や作業で、両手が自由になるのは想像以上に快適です。特に、人感センサー付きのトイレで急に電気が消えても、このライトがあれば安心でした。この記事では、ダイソーのCOBヘッドライトの魅力と、他の100均ライトとの比較、さらにキャンプでの具体的な活用法を詳しく解説します。
結論:もう高価なヘッドライトは不要!
結論から言うと、ダイソーの充電式COBヘッドライトは、キャンプの夜間作業に「超便利で十分すぎる」アイテムです。
- どのシーンで“使える/足りる”か
- 夜間のトイレ移動:
強モード(250lm)でも十分すぎる明るさ。足元をしっかり照らし、安心して移動できました。 - 調理・水場での食器洗い:
両手が空くため、暗い中での調理や細かな作業が劇的に楽になります。面発光なので影ができにくいのも大きなメリットです。 - 視線の先を安定して照らせる:
長さ調整可能なゴムバンドで頭に装着するので、視線の先を安定して照らせます。
- 夜間のトイレ移動:
- 300lm(ブースト)と250lm(強)の実用差
- ブーストモード(300lm)は、夜間のトイレや水場への移動、遠くを照らしたい時に非常に便利です。ただ、強モードでも十分に明るいため、筆者はキャンプではほとんど使いませんでした。点灯時間が約45分と短いので、ピンポイントでの使用がおすすめです。
- 強モード(250lm)は、サイト内での調理や作業に十分な明るさ。点灯時間も約1.5時間あり、キャンプでのメイン使用はこれで十分です。
COBライトとは?
COBとは「Chip On Board」の略で、複数のLEDチップを基盤に直接実装し、一面で発光させる技術です。
- 面発光の特徴:従来のLEDライト(SMD)が点光源であるのに対し、COBライトは面全体で発光するため、影ができにくいのが最大のメリットです。これにより、手元を照らしたときに自分の影で作業が見えにくくなる、といった不便さを解消できます。
- SMDとの違い:SMD(Surface Mount Device)はLEDチップが個々に点灯するため、光がスポット的になりがちです。COBライトは、より広範囲を均一に照らしたい場合に適しています。
ダイソーのCOBヘッドライトの詳細
今回、筆者が購入したのは「充電式COBヘッドライト」という製品です。その詳細なスペックと特徴を以下の表にまとめました。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品名 | 充電式COBヘッドライト |
価格 | 330円(税込) |
型番 | LC-C30DS |
品番 | 08-1623 |
サイズ | (約)幅45×高さ38×奥行き23mm(バンド除く) |
ヘッドバンドの長さ | (約)41cm |
重量 | 約32g |
付属品 | 充電用USB Type-Cケーブル(約20cm) |
バッテリー | リチウムポリマーバッテリー(3.7V 200mAh 内蔵) |
充電方法 | USB Type-C |
充電時間 | 約1時間(パッケージ記載) |
充電回数 | 充放電 約500回可能 |
充電表示 | 充電中:赤色LED点灯、満充電:緑色LED点灯 |
保護等級 | IPX3(防雨型) |




明るさとモード
モード | 明るさ | 点灯時間 | 説明 |
---|---|---|---|
ブーストモード | 300lm | 45分 | ボタン長押しで発動する最大の明るさ。 遠くを照らしたいときに活躍。 |
強モード | 250lm | 1.5時間 | 最も使用頻度が高いモード。 サイト内での調理や移動に十分な明るさ。 |
弱モード | 120lm | 3.5時間 | テント内での読書や、周囲に配慮したいときに便利。 |
点滅モード | – | – | – |
その他の特徴
- ヘッドバンド付き:
頭に装着できるので、視線の先を安定して照らすことができ、両手も自由に使えます。 - 角度調整:
ライト部分の角度を自由に調整でき、手元や足元など、照らしたい場所に合わせて光の向きを変えられます。 - コンパクト設計:
重量はわずか約40gと非常に軽量。ポケットに入れてもかさばらず、持ち運びに便利です。

このリチウムイオン電池の高い電圧(3.7V)が、乾電池式(1.5V)とは一線を画す明るさを実現しています。乾電池の約2.5倍の電圧で安定してLEDを駆動できるため、高ルーメンの光を長時間供給できるのです。
シーン別:ちょうどいい明るさの目安
「結局、どのくらいの明るさが必要なの?」という疑問にお答えします。以下のルーメン(lm)数は、複数のアウトドア専門メディアやキャンプ用品メーカーが推奨している一般的な目安です。ダイソーのCOBヘッドライトの250ルーメンは、夜間のキャンプシーンで非常に頼りになります。
テント内:20–50lm
読書や荷物の整理にはこのくらいの明るさで十分です。あまり明るすぎると就寝の妨げになります。
サイト作業:100–200lm
調理や設営・撤収作業には、手元をしっかり照らせる100〜200ルーメン程度が目安です。**ダイソーCOBヘッドライトの強モード(250lm)**は、これ以上の明るさで非常に快適です。
移動・巡回:200–500lm(300lmは安心域)
夜間のトイレや水場への移動、獣道などの巡回には、より広範囲を明るく照らせるライトが安心です。**ダイソーCOBヘッドライトの強モード(250lm)**でも十分ですが、より遠くまで見通したい場合はブーストモード(300lm)を活用しましょう。
実地レビュー
夜のトイレ動線:足元と先の見通し/他者への配慮角度
ヘッドライトは足元を確実に照らすことができ、転倒を防ぎます。また、ダイソーのヘッドライトは角度調整ができるため、他の利用者に直接光が当たらないよう、配慮しながら歩くことができます。
水場の食器洗い:面発光で手元影が出にくい
COBライトの面発光のおかげで、手元に影ができにくく、夜間の食器洗いが驚くほどスムーズでした。
充電挙動:USB-C/赤→緑表示/車USBでの充電
購入直後、車のUSBポートに接続すると、充電開始(赤)から約5分で満充電(緑)になりました。製品の箱には充電時間「約1時間」と記載されているため、満充電に近い状態で販売されているようです。
安全・注意点
高温車内放置NG/充電中の取り扱い
リチウムイオン電池は高温に弱いため、夏の車内に放置するのは絶対にNGです。また、充電中に異変(異常な発熱など)を感じた場合は、すぐに使用を中止してください。
周囲への配慮(直視照射しない・角度を下げる)
COBヘッドライトの光は非常に強いため、人と話す際はライトの角度を下げる、もしくは消灯するなど、周囲への配慮を忘れないようにしましょう。
よくある質問(FAQ)
100均ヘッドライトは明るい?何ルーメンが目安?
今回紹介した充電式COBヘッドライトは強モードで250lm、夜間のキャンプで十分すぎるほどの明るさです。目安としては、サイト作業なら100lm以上、移動なら200lm以上あると安心です。
充電は何分?満充電の見分けかたは?
製品の箱には「約1時間」と記載がありますが、筆者の体験では満充電に近い状態で販売されており、数分で充電が完了しました。USBポート横のLEDが赤から緑に変われば満充電です。
キャンプに行く途中に購入しても十分使えます。
ランニング/ウォーキングでも使える?
はい、使えます。夜間のランニングやウォーキングでは足元を照らすだけでなく、車のドライバーに自分の存在をアピールするのにも役立ちます。
車中泊で使える?
はい、使えます。車内にUSBポートがあれば、充電可能なため、電池切れの心配がありません。
まとめ
ダイソーの充電式COBヘッドライトは、キャンプの夜を快適にするための優れたアイテムでした。
- これだけは覚えておこうリスト
- 250lmの強モードでも、夜の移動や作業に十分すぎる
- 両手が空くので、暗い中での作業が劇的に楽になる
- USB-C充電対応で、車内でも手軽に充電できる
- ただし、ブーストモードの点灯時間は短いので注意が必要
- キャンプだけでなく、車中泊や夜間ランニングにも活用できる
100均ライトと侮るなかれ。これだけの性能と便利さで330円は、買わない手はありません。ぜひ次のキャンプの用意で、ダイソーのCOBヘッドライトを試してみてください。